こんにちは
FarmNozomi代表の齊藤です。
今回は西洋ミツバチの越冬対策として「巣を減らす」というテーマで、お話をしたいと思います。

西洋ミツバチの越冬対策 ― 巣を減らす重要性とその方法
ミツバチの養蜂において、冬を乗り切るための対策は非常に重要です。特に西洋ミツバチは寒さに弱く、適切な対策を講じないと冬を越すことが難しくなります。その中でも、巣の規模を減らすことは効果的な手法の一つです。本記事では、巣を減らすことの重要性と具体的な方法について詳しく解説します。
巣を減らす必要性について

西洋ミツバチは、冬場に活動が制限され、食料を十分に集めることができなくなります。
以下の理由から巣を減らすことが推奨されます。
- コロニー全体の省エネルギー: 巣が大きすぎると、ミツバチは余計なエネルギーを消費して巣全体を暖める必要があり、食料の消費が増えます。餌が切れてしますと全滅してしまいます。
- 巣の維持コストを削減: 巣を縮小することで、蜂群が暖をとりやすくなり、冬季に無駄な消耗を防ぐことができます。蜂球を作って暖めあう。
- ハチの健康管理: 広すぎる巣は、湿気やカビの発生リスクを高め、病気や害虫の被害を受けやすくなります。空間を作り湿気リスクの軽減。
- 蜂の勢力調整:弱い蜂は多くの巣は守れない。
2. 巣の縮小を行うタイミング
巣を減らす最適なタイミングは、秋口です。
蜂群が冬を迎える準備を始める9月から10月頃が理想的な時期です。
気温が下がり始めた段階で、巣内のスペースを減らし、冬場に備えることが大切です。このタイミングで貯蜜をしていかないと越冬が出来ないので重要な時期になります。
- 巣箱のチェック: ミツバチの数や活動状況を確認し、余分な巣枠を取り除きます。必要な食料量もこの段階で把握しましょう。
3. 巣を減らす具体的な方法
実際に巣を減らす際には、以下のステップを踏みます。
- 余分な巣枠を取り除く: ミツバチが使用していない巣枠や、蜜が入っていない巣枠は、取り除きます。これにより、ミツバチがコンパクトに集まることができ、保温効果が高まります。蜂の子と蜜が無い空巣は抜きましょう。
- 必要な食料を確保する: 蜂群が冬を越すためには、十分な蜂蜜や花粉が必要です。食料が足りない場合は、補充することも考慮します。一般的に、コロニー1群につき約20kgの蜜が必要とされています。
- 巣箱の保温対策: 巣を減らした後は、巣箱全体の保温対策も忘れずに行います。巣箱の外側に断熱材を巻く、風通しの良い場所を選ぶなどの対策が必要です。地域によっては防寒対策が重要になります。FarmNozomiは宮崎県なので防寒対策よりも強い蜂作りと食料確保を重要視しています。
4. 注意点
- 過剰な巣枠除去は避ける: 巣枠を減らしすぎると、蜂群が食料不足に陥る可能性があるため、バランスを取ることが大切です。最低でも4枚ほどは維持しましょう。理想は4~6枚かなと個人的に思っています。
- 蜂群の観察: 冬に向けて蜂群の状態を定期的に観察し、必要に応じて食料の補充や保温を調整します。寒い時は空けないようにしましょう。もし開けるなら暖かい日で昼間にしましょう。
まとめ
西洋ミツバチが安全に冬を越すためには、巣を減らすことが有効な手段です。適切なタイミングで巣枠を縮小し、食料を確保することで、蜂群のエネルギーを効率的に使い、健康を保つことができます。冬の養蜂管理は少し手間がかかりますが、しっかりと準備すれば春に強いコロニーを迎えることができるでしょう。
FarmNozomiとは違う地域の枚数管理について
越冬時の巣枠(フレーム)の枚数は、蜂群の規模や地域の気候条件によって異なりますが、一般的な基準として以下のような枚数が目安となります。
巣枠の枚数の目安
- 5〜8枚: 中型〜大型の蜂群の場合、冬の間に必要な食料とスペースを確保するために、5〜8枚程度の巣枠が適切とされています。
- 3〜5枚: 小型の蜂群や、より厳しい寒冷地では、3〜5枚にまで巣枠を減らすことが多いです。蜂の数が少ない場合は、巣の規模を縮小してエネルギーの消耗を防ぎます。
枚数調整のポイント
- 蜂の数を観察する: 巣枠の枚数は、蜂群の大きさに合わせて調整します。蜂がフレームを十分に覆っていない場合、その部分は保温が難しくなり、冷気や湿気がたまりやすくなります。
- 食料の備蓄量: 蜂蜜や花粉の量に応じて、越冬に十分な食料が貯まっていることを確認し、その量に応じて巣枠の枚数を決定します。多すぎると無駄なスペースが生まれ、少なすぎると食料が不足します。
注意点
巣枠の枚数を減らす際には、蜂群が一体となって暖かさを保ちやすい状態を作ることが重要です。蜂が少ないスペースに集中できる環境を作ることで、冬の間のエネルギー消耗を抑え、蜂群が健康に冬を越すことができます。
コメント