こんにちは
FarmNozomi代表 齊藤です。
今回は二年前から着手しているホンモロコの事をご紹介したいと思います。

ホンモロコは、琵琶湖をはじめとする日本の淡水に生息する小型の魚で、昔から食用魚として親しまれてきました。最近では、その希少性や美味しさから、特に高級魚としての地位を確立しています。本記事では、ホンモロコの生態、歴史、調理法や美味しさの秘密についてご紹介します。京都の料亭などで楽しまれているようです。
1. ホンモロコとは?
ホンモロコ(学名:Gnathopogon caerulescens)は、コイ科の小型淡水魚です。日本の琵琶湖やその周辺の川や湖に生息しており、体長は10〜15センチ程度。見た目はスリムで、銀色の鱗が美しく輝きます。ホンモロコは食用としても人気が高く、特に春先が漁獲の最盛期です。
歴史と文化
ホンモロコは江戸時代から食用として重宝されており、滋賀県を中心とした地域で愛されてきました。特に近年では、琵琶湖周辺の伝統料理として提供されることが多く、地元では観光客にも人気です。
2. 生息環境と保護の必要性
ホンモロコは琵琶湖の固有種であり、その生息環境は非常に特異です。しかし、近年では環境の変化や外来種の侵入により、生息数が減少しているため、保護活動が進められています。養殖技術の発展により、現在では養殖ホンモロコも市場に出回っていますが、自然に生息するものはますます希少です。
3. ホンモロコの食文化
ホンモロコは、その独特な風味と繊細な肉質で食通たちを魅了してきました。特に天ぷらや唐揚げ、塩焼きなど、さまざまな料理法で楽しむことができます。

人気のレシピ
- ホンモロコの天ぷら: さっぱりとした味わいとサクサクの衣が絶妙です。ホンモロコの淡泊な味が、油との相性抜群。
- 唐揚げ: カリッと揚がったホンモロコは、ビールのお供に最適です。
- 塩焼き: シンプルに塩で焼くことで、魚本来の風味を引き立てます。
- 甘露煮:ホンモロコでは甘露煮を良く目にします。
4. ホンモロコの魅力と楽しみ方
ホンモロコの最大の魅力は、その繊細でありながら上品な味わいです。淡水魚特有の泥臭さが少なく、初心者でも抵抗なく楽しめる魚です。また、養殖が進んでいるため、新鮮なホンモロコを年間を通して手に入れることができるようになっています。これは養殖を始めて思ったのですが魚臭さが他のものに比べて格段に無いです。
まとめ:
ホンモロコは、日本の食文化や生態系にとって非常に重要な存在です。美味しいだけでなく、その希少性からも価値が高まっており、食べるだけでなく、その保護や持続可能な漁業についても考える必要があります。これからもホンモロコの魅力を味わいながら、大切に守っていきたいですね。という文献を目にしてから興味を持ち私はホンモロコに興味が沸きました。
養殖技術について
ホンモロコをより美味しくするための養殖技術は、魚の味や質を向上させるための工夫が重視されます。私も2年間失敗と成功を繰り返しましてやっと2000匹ほど増えました。最初は300匹。
1. 水質管理の最適化
- 淡水環境の維持: ホンモロコは淡水魚であり、特に琵琶湖のような環境に適応しています。養殖場でも、水質の良い淡水を維持することが必要です。水温や酸素濃度、pH値を適切に管理することで、健康的な成長と肉質の向上が期待できます。
- 水流の調整: 魚は水流がある環境で運動することで、筋肉が発達し、肉質がしまりやすくなります。適度な水流を作り出すことが大切です。
2. 餌の質の向上
- 栄養バランスの取れた餌: 良質な餌は魚の風味に大きく影響します。ホンモロコに与える餌には、タンパク質、脂質、ビタミンをバランスよく含む必要があります。特に、オメガ3脂肪酸などの栄養価を高めることで、魚の脂乗りがよくなり、より風味豊かな味わいに仕上がります。
- 天然に近い餌: 魚に自然に近い餌(例:小型の無脊椎動物や植物)を与えると、野生のホンモロコに近い味わいが出せることがあります。特に、川底に生息する小型のエビや甲殻類などが好まれます。
FarmNozomiでは蜂の子を乾燥させて粉末状にして魚のえさとしています。他にもハイグロウSSなどが非常に食いつきも良くて重宝しています。
3. 低ストレス環境の提供
- 密度の管理: 魚を過密に飼育するとストレスがかかり、病気や肉質の低下を招きます。適切な密度で飼育することで、ストレスを軽減し、健康的な成長が促進されます。これは稚魚飼育でやると死にます。過密飼育は本当に辞めましょう。
- 環境ストレスの軽減: 魚は光や騒音、急激な環境の変化に敏感です。自然に近い環境を提供し、ストレスの少ない養殖場を設けることで、魚の品質向上が期待できます。
4. 養殖期間と出荷タイミングの工夫
- 旬を見極める: ホンモロコは、産卵前の冬から春にかけて脂が乗り、最も美味しくなります。養殖場では、成長のピークを見極めて、最も美味しい時期に出荷することが重要です。
- 出荷前の食事制限: 出荷前に数日間餌を与えないことで、魚の体内の老廃物が減少し、魚特有の臭みが抑えられ、味が向上します。
5. 遺伝的改良
- 選別交配: 風味の良い個体を選び、交配することで、次世代の魚がより高品質になることが期待できます。ただし、これは長期的な取り組みであり、生態系に配慮する必要があります。
6. 消費者のニーズに合わせた育成
- 特定の料理に最適な魚を育てる: 例えば、ホンモロコの天ぷらや唐揚げに適した、柔らかすぎず適度に脂がのった個体を育てることも可能です。餌の種類や育成期間を工夫することで、料理に適した肉質に調整できます。
これらの養殖技術を組み合わせることで、ホンモロコの味を最大限に引き出すことができます。養殖の過程で丁寧な管理を行い、消費者に提供される際にはより美味しい魚が楽しめるようになります。
という感じで色々創意工夫をして現在は自作の池に放流し1000匹くらいまで増やしました。
来年令和7年は万を目指し出荷予定です。
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